「ボランティア」は奉仕活動じゃない

大学生の頃読んで、

ブレークスルーした本に書いてあった言葉。


 ボランティア」とは、奉仕的活動ではなく、「自発的活動」である


実際に、大学生の頃に、子供とキャンプに行ったり、
毎週末に子供と遊んだりするボランティアをやってても、
すごく実感できた言葉でした。

NPOとか、社会起業とかいうと、

なんだかとても「奉仕的」なイメージが前面にですぎて、
より本質的「自発的活動」であるってことが、
なかなか理解されづらい。

日本だと、この傾向ってとても顕著だと思う。

でも、アメリカとか他の非営利組織先進国の事例をみても、

例えば、「NPO」=「利益を出してはいけない」

ってのは間違いで、その利益を還元するのに制限があるってのが、
本来のカタチのはず。

言葉についた印象ってなかなかぬぐえないものだけど、
いつの日か、

ボランティア」って言葉が、本来の意味で認知されて、

その言葉を見た・聞いた人が「自発的活動」ってことを

まず想起するような、

そんな社会になっていけたらと思う、今日この頃。

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Tag : 社会起業 ボランティア ソーシャルアントレプレナー

さまざまな社会起業のカタチ

社会起業」ってキーワードで探してみると、

いろんな形態で活躍してる人々がいます。

実際の活動を通じて、各種の問題解決に取り組む人。

それらの活動を支援をするための活動に取り組む人。


社会起業家フォーラム
http://www.jsef.jp/
 ソーシャルアントレプレナーの支援を通じて新しい社会を創発

とか

ETIC
http://www.etic.or.jp/
 次の社会を創る起業家・経営者・リーダーを支援する
 実践型インターンシップ・起業支援

とか

NPOコトバノアトリエ
http://www.kotolier.org/
 若者が好きなことを仕事にできる社会環境の創造を目指して
 活動する非営利団体。作家、ライター、漫画家などのクリエイティブな
 仕事に就きたいニート・ひきこもり・フリーターの若者を育成・支援。

とか。


ネット上で出会える情報以外にも、

社会起業に関する書籍も、すごく増えている気がします。

チェンジメーカー 社会起業家が世の中を変える (単行本)
渡邊 奈々 (著)

−世界の社会起業家を紹介している本。

とか

社会起業家に学べ!  (アスキー新書 69) (新書)
今 一生 (著)
−日本の社会起業家を紹介している本。

とか

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった (ハードカバー)
ジョン ウッド (著), 矢羽野薫 (翻訳)
−途上国の教育機会を支援する組織・人間の物語。

とか

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方 (単行本(ソフトカバー))
駒崎弘樹 (著)
−病児保育の問題解決に取り組む人の物語。

とか

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ) (講談社BIZ) (単行本)
山口 絵理子 (著)

−途上国発のブランドを創る取り組みの物語。

とかとか。


問題意識を持ってる人が多く、とても頼もしい反面、

こうやって表にでてくる人以外にも、きっとたくさんの

潜在的な「社会起業家」的な人々がいるんだろうとも感じます。


元来、自分自身もとても不精な性格。


自分の生活のすべてをそこに注ぎ込むという気合いがあれば良いが、

そこまで踏み込めないでいる人の力を合わせて、

なにかのカタチにできないのか。


自分自身でも、

「医療機関と患者のコミュニケーションギャップを埋める」

という活動にまずは取り組んでみたけれど、

これって、正直ある程度の覚悟が必要な行動になってしまう。


もちろん、覚悟を伴った行動こそが結果に結びつくという側面も

あるとは思うけど、、


なんか、いい方法はないかと考える今日この頃。

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社会起業とキャリア

社会起業とキャリアって、

個人的にはとても興味のあるところです。

米国なんかだと、ハーバードのMBAをとってから、
社会企業的な事業をはじめることが広がってる(増えてる?)らしい。

日本だとどうだろう。

少しずつ、そういった意識も高まってきてるみたいだけど、
なんかまだ弱い気がする。

自分自身がベンチャー企業で働いてた実感としても、
日本は、まだまだ「学歴・キャリア主義」なところが強い気がする。

世の中に必要とされるモノ・サービスを提供することで、
そんな個人のバックグラウンドは関係なく注目されることもあるけど、

最初の、まだ知名度もなにもないところからスタートするときには、
なにがしかのバッググラウンドがあることで、信用を得やすい側面が強い。


確率論だけみれば、仕方のないことかもしれないけど。


社会的な事業に対する「思い」があっても、
個人のキャリア・人生設計を考慮すると、最初から事業を興すというリスクを
とりづらい社会になってる気がする。

ベンチャーキャピタルとか、そういった資金的・経営的な、
「事業」にスポットをあてた支援ではなく、「個人」にスポットをあてた支援が、
できないものか。

「リスク」って言葉の語源は、ラテン語だかイタリア語だかで、
「リスカーレ」(勇気をもって試みる)って言葉だそうな。

昔、日経の社説かなんかでみて、「リスク」って言葉が好きになった。

「リスク」って言葉をみて、ポジティブにとらえることのできる人、

そういった人が、増えてくるための方法が、必要なのかもしれない。

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「社会起業」の言葉の定義

そもそも、「社会起業」ってなんだろーって話。

いろんな人・団体が様々な定義づけをしているみたいですが、

日本語としての「社会起業」という言葉については、

多くは英語の「social entrepreneur」を「社会起業家」と

訳しているところからきているようです。


そのへんの概念が、わりと整理されてる情報として、

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 ETIC. ソーシャルベンチャーセンター
 −http://www.etic.or.jp/social/sv/
------------------------------------------------------------

がありました。


他にもいろんな定義づけがあるようですが、

個人的に一番しっくりいったのは、

「How to Change the World」の筆者デイビット・ボーンステイン氏の

 「社会を変化させる力そのもの(transformative force)、だと見ている。
 社会の重要な問題を解決に導く、新しいアイデアをもち、いかなる容赦もなく、
 自らのビジョン実現を追及している人たち。そのアイデアが、
 可能な限り広がるそのときまで、簡単にはNo(できない)と投げ出さず、
 諦めない人たちである。」


って言葉。

概念として、どんな位置づけにするかってのはそんなに興味はないけど、

最後の「諦めない人たち」ってのが、
自身の思ってる印象とだいぶ近かった。


ちょっと前に、ワタミの渡邉社長の本の中に

 「できるできないではなく、やらなくちゃならない」

って言葉が書いてあるのをみて、気に入ってたのですが、
社会起業って、そうやって「やらなくちゃ」で始まった事業(行動)が、
そのままの思いで、継続できることなのかもしれない。

最初のActionと、その継続。

これほど難しいこともないのかも。

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社会起業の市場規模

ソーシャルビジネス市場規模について考えてみた。

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(日本)
 ・市場規模約2,400億円
 ・事業者数:約8,000
 ・雇用規模:約32,000人
 ※NPO法人が約半数、営利法人が約2割。

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(英国)
 ・市場規模約270億ポンド(約5兆7,000億円)
 ・事業者数:約55,000
 ・雇用規模:約775,000人

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なんていうか、これだけみると、

「日本はまだまだソーシャルビジネスが発展途上だなー」

とか、安易に思っちゃうけども、

ふと、

他の産業と比べてどうなんだろーとか思った。

そしたら、

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市場規模
 ・時計業界約2,086億円(日本時計協会資料、06年ウォッチとクロックの生産額合計)

 ・インターネット広告業界約3,630億円(06年電通調べ)

 ・インターネット音楽配信業界約535億円(日本レコード協会発表)

 ・映画業界約7,300億円(レジャー白書2006,映画鑑賞とビデオソフト業界合計)

ここらへんが、日本のソーシャルビジネス市場規模が近い産業。

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で、

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市場規模
 ・家電量販店業界約5兆2,584億円(業界上位企業の売上高合計)

 ・旅行業界5兆8,679億円(06年度主要50社取扱高合計・国土交通省)

 ・広告業界5兆9,954億円(06年 電通「日本の広告費」)

ここらへんが、英国のソーシャルビジネス市場規模が近い産業。

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この数値を鑑みると、単純に「日本もまだまだー」ではなくて、

いかに英国のソーシャルビジネス市場規模が大きいのか、

が実感できたりします。


それに、なんとなく、今後の方向性が見えてきたりもします。


もちろん、切り口がそれぞれ違うので

単純比較はできないけども(-。-)y-゜゜゜



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 【各種データの出展】
 ・サイエンスポータル
  −http://scienceportal.jp/news/daily/0804/0804041.html
 ・経済産業省−
  −http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/committee/index.html
 ・2008年版 図解革命!業界地図(高橋書店)
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Tag : 社会起業 市場規模 ソーシャルビジネス ソーシャルベンチャー

社会起業の現状

本日時点のトレンド把握

Google検索結果:
 「社会起業」:1,150,000件
 「ソーシャルベンチャー」:36,600件
 「ソーシャルアントレプレナー」:30,000件

テクノラティ検索結果:
 「社会起業」:1,740件
 「ソーシャルベンチャー」:173件
 「ソーシャルアントレプレナー」:115件

日経テレコン検索結果(過去1年):
 「社会起業」:48件
 「ソーシャルベンチャー」:7件
 「ソーシャルアントレプレナー」:10件

日経ビズボード検索結果:
 「社会起業」:64件
 「ソーシャルベンチャー」:4件
 「ソーシャルアントレプレナー」:17件

Google Trendsサーチ結果
 「社会起業」という言葉が、2007年の秋頃からトレンドとして表出。
 「social entrepreneur」は、2007年はじめ頃からトレンドとして表出。
 (2005年頃から、少し傾向がではじめている)

また、平成19年9月より、
経済産業省において、「ソーシャルビジネス研究会」が
月に一度のペースで報告されており、
議事要旨、議事録、配布資料はこちらからDLできるようです。
http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/committee/index.html

まだ定義づけがあいまいな言葉だけれど、
じんわりと広まってる傾向にはあるようです。


ただ、忘れちゃいけないのは、
政府(行政)も民間(企業)も手の届かない範囲をカバーする活動は、
「社会起業」なんて言葉がなくても、
昔から(個人)をベースに行われてきたものである、ってこと。

活動の形態が、ボランティアであれ、NPOであれ、民間企業であれ。

それを忘れずに、
これまで個人の善意・献身に支えられてきたもの、
支えきれなくなって、そのまま手付かずになっているもの。

そういったものに、事業的継続性をうまく付加して、仕組み化し、
まわしていきたい。

経済産業省が定義した「ソーシャルビジネス」は、
「社会性」「事業性」「革新性」の3つが要件になっている。

「革新性」がないと、だめなんだろうか、とも思ったが、
良く考えると、この「革新性」がないことには、
本質的な課題解決には、結びつかないのかもしれない。

イノベーションの必要性。

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なぜ社会起業か

まずはじめに、
なんで社会起業についてのブログを立ち上げようと思ったのか。

今から数年前の大学1-2年の頃(1999年頃)。

まだ「社会起業」なんて言葉は聴いたこともなくて、
世の中的には「NPO」って言葉が聞こえだしてた。

たしか法改正して、設立の認証手続きが簡素化するとかしないとか
言ってた頃だった気がする。

なんとなく「ボランティア」って活動に興味があって、
地域の子供と週末にキャンプにいったりする活動に参加しつつ、
ゼミでの卒論テーマは「アメリカの市民社会とNPO」。

漠然と、「ボランティア=自発的行動」って発想が植え付けられ、
今後は日本でも、市民が主体となった活動の必要性が
大きくなるだろうなぁと考え出した頃、大学を卒業して、就職した。

馬車馬のごとく働きながら、
ボランティア活動に自分で参加する機会も、発想も、忘れかけてた。

そんな新卒1年目、父親が病気で倒れ、両目を失明。

翌年には母親も倒れ、それまで「健康」が売りだったはずの一家は、

一転して病院にお世話になりっぱなしの日々になった。

病院によく行くようになって気になったのは、
いわゆる「病院」の中の、なんとはなしの閉鎖性。

本来、サービスを提供する側と受ける側のはずなのに、
圧倒的に立場の弱い患者側。

今では、もっと患者側にも高い意識が必要だと考えるようになったけど、
当時は「なんだこれ?どんだけ提供側の意識が低いんだ?」って、
感じることが多かった。
(働きながら介護もしたりとか、自分自身、
心に余裕もなかったんだろうけど。。)

そんな折、両親が共に他界して時間が経つにつれ、
「こんな状況は、誰かがなんとかしなくちゃいけない」って思いが募り、
とりあえず会社を退職。

有休の消化をしている期間にいろいろ調べてるうちに、
医療機関に対して、患者側の思いを届けて、共にWin-Winの関係性を
目指す「病院の通信簿」というサービスを提供しているベンチャー企業を
発見、応募、1週間後には内定。

成長市場にのれてる某一部上場企業から、
従業員数一桁(役員3名+従業員1名)の
弱小ベンチャーの一員になってみた。

この会社では、明確に「社会起業」「ソーシャルベンチャー」って言葉を
使うことはなかったけど、事業のビジョンは限りなくそれに近かった。

NPOという「非営利活動」とは別のカタチで、
事業としての(ビジネス的な)継続性と、社会的な課題解決は、
両立することができるのか。

それを、自分の身をもって判断するのが1つの目的だった。

そして、それは「可能なんだ」という結論に辿りつくことができた頃、
一方で、そのためには課題もまた多い、ということがわかってきた。

その課題を解決するための手段として、同社を退職。
今度は、外資系のコンサルティングファームに転職した。

遠回りのような気もしたけれど、実際に社会起業の成功モデルとして
取り上げられる海外の事例を見ても、自分自身が直接感じた
医療業界の特性、変遷、現状を見ても、
それがベストの選択なんだと思った。

その会社で働きだしてちょうど1年。

まだ、根本的な問題解決に向けた糸口は見えてこないけど、
少しずつ、自分の進むべき方向性が見えてきた気がする。

本当は、とにかく走り出してから、考えながら走る、
そんなアプローチがよいのかもしれない。

でも、20代はとにかく、全力で仕事に走ることにした。
そのかたわらで、少しでも、今の自分にできることはないのか?

考えてたら、「社会起業」をテーマにして、
ブログを書くことにいきあたった。


まだまだ目的は漠然としてるけど、


「社会起業」「ソーシャルベンチャー」


そんなキーワードで、少しずつ、
アウトプットを出していきたいと考えてます(-。-)y-゜゜゜


2008年6月8日@梅雨どき

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Tag : 社会起業 ソーシャルベンチャー NPO ボランティア